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2007年5月 8日 (火)

選挙に関わるということ

2007年の3月末から4月は、選挙に関わりまくった1ヶ月だった。
小さな時から、父親の口から政治に関心を持つことの大切さを伝えられるという
幸せな育ち方をしたので、こんなに一生懸命に考えて動き回っても、苦しくは無
かった。
やりたくないことをやっていたわけではないからである。
ただ、2つの選挙に関わったのであるが、どちらも心の奥底で負けると決めてい
た。
生まれたときから障害を持っていると、正しいことが伝わらなくて当たり前とい
う中を生きてくることになる。だからこそ、負けると分かっていても、言いたい
ことを言うことの大切さをしみじみ知っているので、その為に行動した。
もちろん、無力感の伝染を避けるために、「こんなにやっても無理だよね」とは
お互いに一切言わずにきた。
一つ目の選挙で負けたことが早々に分かった時は、非常にがっかりはしたが、10
歳の娘が「皆で気持ちを聴き合おうよ」と提案してくれたので、即気持ちを吐き
出すことができた。
負けても、やれるだけのベストを尽くしたのだということに、気持ちを聴きあう
中で気づき、満足出来た。
2つ目の選挙はスタート地点で、非常にネガティブな要素がいっぱいだったので、
こちらも「勝てるかもしれない」いうことは全く思わないでいようと決断を持っ
て始めた。
選挙事務所にも近かったので、人を集めての応援をとにかくしまくったが、私自
身はアクセスが余り良くない事務所だったので、思った以上には出向かなかった。

私はアクセスが悪いからその場所にあまり行かないということは、ほとんど全く
と言っていいほどしない人間だが、この選挙事務所にはその思いを何故か珍しく
抱いてしまった。
負けたときに、とてつもなくがっかりしないための理由にしようと思っていたの
かもしれない。
とにかく、最後の日に負けるだろうと決め込んで、開票が始まる前に挨拶に出向
き、早々に帰ってきた。
そして夜の11時、勝ったのである。

私の一番最近の問題意識は、環境のことである。
自分の身体は、命が入っている最初の大切な環境なのである。
そして、この身体を取り巻く、社会という環境があり、その社会は人間社会と人
間以外の命に満ち満ちた自然環境とがある。
そのいずれもの環境を守るために、2つの選挙はとてもとても大事であった。
一勝一敗の結論でこの環境がどうなっていくのか、傍観者にのみ立たされずに済
む道は確保できた。
しかし、議会に関わらなければ、結局はその道筋を自ら閉じることにもなりかね
ない。
やれること、やりたいことはこれからもおびただしくある。

7月の参院選挙では、病と障害を持つ当事者たちがそれぞれ立候補している。
東京地方区で、HIVに感染させられながらも闘う川田龍平さん、在日韓国籍から
日本国籍に帰化して闘う、車イスの金ジョンオクさん。
それぞれの闘いに注目していきたい。

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