新しい年の始まりに
今年は地球温暖化の影響で東京も例年とは比べ物にならないほど暖かい。
うちは皆によく「寒い、寒い」と言われるが、言われても気にならずにヒーターをほとんど使わずにいる。皆もそのうち言うのをあきらめるのか、それとも本当に暖かくて言う必要がなくなるのか、例年よりも「寒い」と言われずに過ごしている。
知り合いの知り合いから『トモダチニナルタメニ』という本をもらった。
これは20代の若者が戦火にあるアフガニスタンの子供たちに支援活動をする中でいろいろなことに気づいていく様子をさわやかに描いた本だ。一昨年に感動して読み、2年続けてそのグループが作っているカレンダーを購入した。
今年のカレンダーにはアフガニスタンの現状を知らせるチラシが入っていた。信じられないことに去年の6,7,8月に340回もの空爆がアフガニスタンに、160回の空爆がイラクになされたそうだ。平均1日2回から4回の空爆が人々の命を毎日無残に奪っているのかと思うと、心が切り裂かれる思いだ。
地球温暖化が地球の存続を不可能にしかねないこの現実のすぐ脇で、戦争が今も終わらないどころか、今年もまたイラクにアメリカが増兵するというニュースもある。
アフガニスタンにいたってはニュースにさえならないくらい見捨てられている感がある。
地球温暖化には様々な原因があるが、この戦争を止められない大国の傲慢さ、横暴さが具体的な武器と一緒にCO2爆弾となってオゾン層を破壊し、人々の命を追い詰めている。
本当にどんなに様々な理由をつけたとしても、今は戦争をやっている場合ではない。
どうしたらこの全人類、いや全生物の危機ともいえる環境破壊を止められるかを真剣に考えなければならない時期に突入しているのだ。
私は障害を持っているが故に命の強さと弱さ、逞しさと繊細さを人よりも敏感に感じる身体を持っている気がする。
今年になって、5,6,7日には強烈な頭痛に悩まされ、今は体中に痒い湿疹が出始めている。
布団に横たわりつつ、窓から外を見るとそこには青い青い空がある。
この同じ青い空に戦闘機が行き交い、その下で愛する人たちの命を日々奪われる恐怖と共に生きている人たちがいるのだと思うと、頭痛は完全には治まらない。そして環境問題の深刻さは私にもそうした状況が容易にやってくるかもしれないという不安を掻き立て、痒みはあちこちに拡大しつつある。
その上、年末には教育基本法の改悪という事態が起こってしまった。
教育が国家のものである限り、障害を持つ私たちに優生思想からの完全な自由はないと思っているので、完全な絶望はないが、それでも理念としての教育基本法は(改悪される前の)素晴らしかったのですこぶる残念ではある。
2007年、世界は環境問題の深刻さに強烈に目覚め、主体的で大胆な破滅からの回復への取り組みに向かっていく年であって欲しいと心から願っている。
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